<重要>当院における新型コロナウイルスへの対応

日々の養生16 猫背 巻き肩 前傾姿勢にさようなら

パソコンやスマホだけじゃなく、掃除、洗濯、料理、買い物、読書、育児や事務仕事など
考えてみると、世の中には前かがみで行うことが溢れています。

前かがみの姿勢が続くと猫背になり首から腰までこりが連なり、内巻きになった肩が胸を圧迫し、息苦しくなったり手が痺れてきます。良いことが一つもありません。

今回は、良い姿勢を保つコツをご紹介します。

まずは悪い見本です。

前かがみでパソコン見ている写真

立位悪い姿勢の見本の写真

上の写真にご注目ください。手を垂らして立っているのに、肩はパソコンをしている時の 形のままです。
長時間同じ姿勢が続いたので、 働き者の筋肉たちは肩関節内旋位の状態で凝り固まってしまって戻れません。本来は 苦しい姿勢のはずなのに。

 

こちらが良い見本。

① 耳と肩先が、一直線になるように背筋と首を伸ばす。
② 『てのひら』を上向きにする(起立時は前向き)。
※ 寝ている時も、『てのひら』を上向きにしておく。

 

椅子坐位良い姿勢の見本の写真

立位良い姿勢の見本の写真

仰向けで手を体側に置き、手の平を天井向きにしている写真

『てのひら』を上向きにすると、肩関節は外旋位となり、自然に胸が開き呼吸も楽になります。
日常生活では、『てのひら』を下向きにして作業することが大半ですね。
いくら背筋を伸ばしても、『てのひら』の向きを直さないと、肩は内側に入ったままです。

ヨガの『休息のポーズ』や『安定座』も、『てのひら』を上向きにします。
いちばん力が抜けてリラックスできる姿勢のはずなのですが、慣れないときついです。
巻き肩の姿勢に、あまりにも慣れ過ぎてしまったからなのです。
私も気長に続けます。