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日々の養生15 簡単で便利『貼るカイロ』活用術  腰痛篇

「腰が重たーい」
「動くとちょっと痛い」
「太ももが突っ張る」
などという時、『貼るカイロ』で腰を温めている方は多いことでしょう。
温熱刺激で血行が改善し、症状が和らぐことも多いですよね。

腰といってもけっこう広いです。悪い場所を特定して、効率よく温めてあげれば、温熱効果がさらにアップします。ちょっと試してみてください。

基本の貼り方
下の写真で、縦の線は腰椎、横の線はウエストラインです。
ウエストのラインには腸骨があり、腰の筋肉の多くは腸骨と腰椎に付着しています。
痛む場所だけでなく、この部分も温めるのがコツです。
背中。縦方向と横方向に線でマーキングしてある写真
腰を左右に側屈させ、痛みの強い場所や引きつれる場所を確認しましょう。
身体を右に傾けている写真
今回は右に側屈したら左腰が痛くなりました。
左の腰を温めましょう。

左の腰をメインに、腰椎と腸骨もカバーするように貼り付けます。
真ん中より少し左の腰にカイロを貼った写真

応用

1 腰の真ん中が痛い

腰椎とウエストラインの 交点がカイロの中心にくるように貼る。
腰の真ん中にカイロを貼った写真

2 腰よりも下が痛い

仙骨の上に貼る。

※生理痛がひどい時はおへその下と同時に貼ってみてください。
腰より少し下にカイロを貼った写真

3 太ももが突っ張る

お尻の横に貼る。
大腿骨が分かればそこに貼る。股関節にある『出っ張り』の部分です(大転子)。
大腿部の外側にカイロを貼った写真

4 便秘や下痢がある

おへその下に貼る。

腰痛が出ると便秘や下痢に なる場合があります。
身体が冷えた時に多いです。

☆カイロは、衣服の上から貼ってください。
☆同じ場所を長時間温め続けると、筋肉が疲れたり低温火傷になります。
☆辛い場所が何ヶ所かある時は、1枚のカイロで1~2時間おきに貼り替えるのがおすすめです。