私もたくさん施術を受けて、「受ける側にも技術がいるな」と感じるようになりました。
これまでの経験を基にまとめてみました。
1のツボ 達人は受け時を知っている
「もうダメだーっ」と感じる2歩手前で受けてください。
症状が強い時には、1~2回つめて、新しいこりができる前に受けてください。
2時間続けて受けるより、2回に分けて2日おきに受けるほうが効果的です。
2のツボ 達人は強さの適量を知っている
肩や腰など、こりやすい場所は筋肉が二重三重に重なり合い、筋肉繊維も縦横に走っています。
奥の奥にある筋肉のこりがほぐれると、血液循環がぐんと改善します。
そのためには
☆☆☆☆☆☆☆☆ ▲▲
気持ちが良い 8 対 痛いかな 2
このバランスで受けてください。
痛みを我慢しようとすると、無意識に力が入り、筋肉が硬くなります。
気持ちが良い刺激は、奥の筋肉までじんわり染みるように届きます。
こういう刺激が出せることを、私は目指しています。
3のツボ 達人は受ける姿勢を知っている
私は横向きでの施術を大切にしています。多方面から患部を施術できるからです。
でも、施術中に身体が揺れやすいのが難点です。
足を『く』の字に曲げると、身体が安定しますよ。
腰や股関節の施術では、上の足を前に落とすと、患部の緊張が少しゆるみ、刺激が奥まで届きます。
☆旅に活かす達人のツボ
横向き施術は、長い練習期間とコツがいります。
旅先でマッサージを受ける時、横向きの出来る人を指名するとベテランに当たる確率が高いです。
さらに、自分からこの姿勢をとってあげると、施術者は「この人はかなり慣れているぞ」と、気を引き締めるはずです。