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日々の養生22 実体験から生まれた 『眠れない夜のために』

あれ どうやったら眠れるんだっけ!

2022年3月ののことでした。
何の前触れもなく、朝の3時まで眠れない日が3日続きました。
次の夜、寝たかと思うと2時間もしないうちに目が覚めてしまいます。
少し眠れた時もありましたが、ついに一睡もできない夜がやってきました。

自分で『安眠のはり』を行いました。結果はぼちぼち。
師匠に背中とお腹を整えてもらい、やっと一息。
でも、長続きはしませんでした。

睡眠についての本を、何冊も読んでみました。
ヒーリング音楽に按腹、はり、気功、運動法や認知行動療法など、  
いろいろ試してみました。
やればやるほど自信がなくなり、布団がこわくなったこともありました。

幸い私は軽度だったようで、今はかなり安定して眠れるようになりました。
加齢による体内時計の乱れだったようです。
この教訓から得たことをまとめました。良い睡眠の一助になればさいわいです。

眠れない夜のために

眠りかたが分からなくなったら、とりあえず読んでみてください

☆眠くなるまで布団に入らない
無理に眠ろうとすると、よけい眠れません。
夜中に目が覚めてしまった時も、一度布団から起き上がり、他の場所で
ぼんやりしたり、軽い内容の本を読んだり静かな音楽を聴いたりしてみましょう。
そして、眠気がきたなと思ったら、その時に再び布団に入りましょう。

☆毎日同じ時間に起きる
たとえ朝の4時に寝たとしても、起床時間が6時なら6時に起きます。
体内時計の乱れが修復されて、眠れるようになっていきます。

☆入浴は就寝の1時間半前までに
足先から熱を発散し、体温が下がると眠気がおとずれます。
湯冷めを気にして寝る直前に入浴すると、体温がなかなか下がらず眠りにくいです。

☆夏は冷房のタイマーを3時間以上かける
寝しなの2~3時間が最も深い睡眠の時です。室温と共に体温も上がり、
目覚めてしまわないようにしましょう。この時間さえ眠れていれば、あとは
眠れなくても大丈夫です。

☆みぞおちと背中のこりをほぐすと眠りやすくなります
①親指以外の四指を揃え、息を吐きながらみぞおちをそっと指圧。

②柱の角などに肩甲骨の内側を当てて、体重をかけて圧迫。
 左右に揺らすと、さらに気持ちが良いです。

☆「眠れなくても死にませんから……」
不眠と長年付き合っている方のこの言葉に、私は開き直ることができました。
「眠らなきゃ」という焦りから抜けられると眠れるようです。難しいことですが、
多くの方からそう教えていただきました。
最後は「眠れなくても、まあいいや」の心で。